google.com, pub-2132796719425109, DIRECT, f08c47fec0942fa0 心に残る中国映画セレクション100: トニー・レオン
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2017年8月5日土曜日

トニー・レオン主演 よく分からない香港映画「恋する惑星」

恋する惑星:心に残る中国映画セレクション100

心に残る中国映画セレクション100が金城武の「恋する惑星」をお送りします。

恋する惑星


今回は香港映画「恋する惑星」をお贈りします。

映画の紹介
製作国が香港となっているのも面白い 麻薬取引にかかわる金髪の謎の女と、恋人にふられ落ち込み気味の刑事モウとの出会い。そして、モウが立ち寄る小食店の新入り店員フェイと、スチュワーデスの恋人にふられる警官との出会いとすれ違いという二つの話が繋がりもなく繋げられる。

映画データ
製作年:1994年
製作国:香港
原題:重慶森林/CHUNGKING EXPRESS
製作:ジェフ・ラウ
出演:トニー・レオン 、ブリジット・リン 、金城武 、バレリー・チョウ 、フェイ・ウォン
監督:ウォン・カーウァイ


ストーリー
ストーリーのないのがストーリー

背景と見どころ
時間と暇のある人は映画館でぼーとするのもたまにはいい。
 この映画は重慶を舞台にしているとのことだが、「何故重慶?」という疑問は残る。返還前の香港ではなく、重慶?そして森林?有象無象が暮らす大都会で方向性もなく、這い回る人々という意味を込めたのだろうか



重慶てどんなところ? 重慶豆知識

地図の中央部少し左の赤線で囲まれた部分が重慶市である。
縮尺から判断できるように、東西約600Km、南北約400Km にも及ぶ膨大な大きさである。
重慶が上の地図のように広大な面積を持つ直轄市になったのは1997年内陸部振興のためランクアップした時である。重慶市自体は、1189年南宋の時、「重慶」と命名されて以降大都市として発達した古い都市である。現在の主力産業は自動車産業(自動車、オートバイ)であり、また中国内最大の軍事設備生産の拠点でもある。


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2017年6月30日金曜日

中国人の中年の男女の大人の中国映画「花様年華」トニー・レオンとマギー・チャンの抑えた演技が光る

「花様年華」

成熟した中国映画の渋さを見せ付ける秀作。返還前の香港の浮世に漂う大人の男女の愛情は、「一線を越えた越えない」といった薄っぺらな話ではない。

映画の紹介
花様年華
「四十にして不惑」という言葉があるが、この映画は、まさしく不惑と煩悩との間をさまよう、渋い男と女の物語だ。そして、彼らは最後は不惑の世界に留まり、それぞれの道を何事もなかったかのように歩みだすことだろう。誰でもこうありたいと思うが、なかなかそうはいかないのが人生。この映画を一言で表せといわれたら「渋い」。それ以外の言葉は見つからない。

映画データ
出演: トニー・レオン, マギー・チャン, スー・ピンラン, レベッカ・パン, ライ・チン
監督: ウォン・カーウァイ(王家卫)
 略歴:1958年、上海に生まる。5歳で香港に移住。
 香港理工学院入学、グラフィック・デザイン(専攻)
 その後映画の脚本家を経て監督。

■ウォン・カーウァイ監督の作品
1988年、「いますぐ抱きしめたい」で監督デビュー。
1990年代、「欲望の翼」「恋する惑星」「天使の涙」などの青春群像劇を独特の語り口調と個性的な映像美で注目を集める。
2000年、「花様年華」
2000年代~「2046」「グランドマスター」など。

ストーリー
1962年、香港。
新聞社の編集者であるチャウと商社で秘書として働くチャン夫人。
二人は同じアパートに同じ日に引っ越して来る。
やがて、二人は互いの伴侶が不倫関係にあることに気付き、秘密の時間を共有していく…。



背景と見どころ
 この映画の題名「花様年華」は「花のようなきれいな時期」の意味で、「青春時代」を指す場合が多いということだが、青春というには少しトウが立ちすぎている気がするのだが・・。
 この映画の舞台設定は、1966年、香港。このころの香港といえば、中国への返還を控え、市民レベルでも、自分達の将来を見据え、どう動くべきかを見極めようとしていた時だ。映画の中にも、主人公のアパートの女主人がアメリカの娘の下へ行くという会話やシンガポールへの移住の話、みんな出て行くという会話の中にも出ている。当たり前かもしれないが、誰も中国に返還されるのだということを現実に感じていないようなところがある。中国はこのころは未だ文化大革命の真っ最中だった時代。
映画ではある種の閉塞感が全体に醸しだされていた。これも時代を反映した作品であった。




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