google.com, pub-2132796719425109, DIRECT, f08c47fec0942fa0 中国映画おすすめ100選への道: 2月 2018

2018年2月22日木曜日

中国映画「さらばわが愛 覇王別姫」:この映画を見ずして中国を語ること勿れ!!

「さらばわが愛 覇王別姫」

こんにちは! 中国映画『さらばわが愛 覇王別姫』を見ずして中国を語ること勿れ!!
 無条件にすごい映画です。この映画『さらばわが愛 覇王別姫』を見ずして、中国映画を見たことにはならない。中国社会の矛盾を真正面に据え、重厚に且つ芸術的に人々に訴えかけてくる映画です。また、この映画『さらばわが愛 覇王別姫』は、レスリーチャンなくしては作り得なかった映画ということができると思う。

映画の紹介
 この映画『さらばわが愛 覇王別姫』は、辛亥革命の後、清朝が倒れ、人々の生活が安定さを失っていく頃から、国民政府によ中華民国が成立し、日本の侵略、そして国民政府に変わって、共産党政権が樹立する。文化大革命が終了し、京劇が復活されるまでの約半世紀に亘る、二人の京劇の役者の苦闘の物語である。梅蘭芳という京劇の名優をモデルに、京劇俳優の目を通して、生活のため、人々の文化的な営みが脇に押しやられる様を描き出していく。

映画データ
監督:陳凱歌
キャスト: 張國榮(レスリーチャン)、張豊毅、鞏俐


ストーリー
 清朝の末期、人々の生活は、困窮の度を極め、町には浮浪者や乞食があふれていた。別々であるが、二人の少年が親に捨てられるようにして、京劇の一座に預けられる。一座の親方の厳しいしごきに堪え二人は京劇俳優の程蝶衣と段小樓として名を成す。女形の蝶衣は段小樓を愛していたが、彼は娼婦と結婚してしまう。そして映画『さらばわが愛 覇王別姫』は時代の波に飲まれながらも、愛と演劇を貫く男たちの苦闘がつづられる。


背景と見どころ
 この映画『さらばわが愛 覇王別姫』は、辛亥革命から、国民政府、日本の侵略、新中国の誕生、文化大革命という歴史の激動を通して社会が大きく変わっていく様が丁寧に描かれている。小樓と蝶衣の間に菊仙という女性の三人のドロドロとした愛憎劇もまた見所。純粋に京劇の美しさを楽しむことが出来る。そして蝶衣を演じるレスリー・チャンの妖艶な美しさも最大の見所の一つではないだろうか。



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